内臓脂肪を減らすサプリメント

メタボリック・シンドロームについても少し触れておきましょう。最近特に多く使われる言葉となっていますが、そもそもメタボリック・シンドロームとは内臓脂肪症候群のことです。


これはウエストを測るなど外観上を目安にすることもできますが、正確に判断しようと思えば、血中中性脂肪、血圧、血糖値、の３つの値を見ることになります。


脂質については、中性脂肪値が150mg/dl以上、もしくはHDLコレステロール値が40mg/dl未満、又はその両方に当てはまる場合であり、血圧では、収縮期血圧が130mmHg以上か、拡張期血圧が85mmHg以上、又はその両方に当てはまる場合となります。


血糖値では、空腹時血糖値が110mg/dl以上、となっていて、こうした動脈硬化の危険因子となる「内臓脂肪の蓄積」、「高脂血症」、「高血圧」、「高血糖」のうちで、２つ以上が該当するする状態をメタボリック・シンドロームとしています。


日本独自の診断基準は２００５年４月に作成されています。血管の壁が硬く厚くなって血液の流れが悪くなる状態を動脈硬化といいますが、特に、メタボリック・シンドロームに関連して発生しやすいのは、粥状動脈硬化という血液中のコレステロールが血管の壁の内側に溜まって血流が阻害される症状で、心臓の表面を通っている冠動脈や、脳内の血管の脳動脈などに特に起こりやすいとされています。


定期的な健康診断は実に大切で、もう何年も健康診断を受けていないという人は、ぜひ基本検診を受診してください。これは主婦や自営業の人でも、居住の自治体にて、ほとんど無料で受診できます。